S22 最終979位 レギュHスタン 夢の更に向こうへ

 はじめまして、きったむ(ネム)といいます。

 ポケモンSVシーズン22の使用構築です。

 今回は自身初のレート1900以上、最終3桁順位を達成できましたので、構築記事として残したいと思います。

 私のこれまでの集大成と言える構築だと思います。よろしければ閲覧して頂けたら嬉しいです。

  1. 構築経緯

  2. 個体紹介

  3. 選出・立ち回り

  4. 重いポケモン・構築

  5. 対戦への取り組み方について

  6. 終わりに

  7. Special thanks

 

TN ネム 最終1297位 レート1903

TN  You Say Run 最終978位 レート1940

僕のヒーローアカデミアより 対戦中もずっと聴いていた神曲です。

1.構築経緯

①レギュレーションH開始前から仲間大会に参加して情報収集をした所、「カイリュー」「サーフゴー」「ガチグマ」は前評判通り強いと認識し採用。

 カイリューは過去に強かったゴツゴツメット、神速地震羽休めアンコール型で採用し、サーフゴーはアンコールカイリューと1番シナジーが取れる拘りスカーフで採用。ガチグマはカイリューサーフゴーが苦手なガブリアスなどに強く出れるHB寄りの欠伸型で採用。

②上記の3体では鋼サザンドラなど、空いている鋼がきついため、眼鏡サザンドラを上から倒せる最速「ウルガモス」を拘り眼鏡型で採用。

③赫月ガチグマ、サザンドラウルガモスなど特殊型のポケモンと幅広く撃ち合えて、対面操作も行える「アシレーヌ」を突撃チョッキ型で採用。

④序盤にクッションとして採用していたアーマーガアの役割が薄く、代わりを探していた所、持久力「ブリジュラス」がアーマーガア以上の仕事を幅広く行えると気づきHDオボンのみ型で採用。

⑤終盤になるにつれて欠伸耐性を持った龍の舞飛行テラバーストカイリューミストフィールドキュウコンの増加など、ガチグマで流せない物理アタッカーが増えてきたのを感じていた。その頃にきあいのたすきを持ったガチグマに遭遇するようになり、対ブリジュラスへの強さや初手投げのしやすさが格段に上がる事に気づきガチグマの型をきあいのたすき型に変更した。

⑥終盤〜最終日まででサーフゴーの選出率がとても低く、あまり強さを実感できずにいた為、サーフゴーをステラテラスの「ミミッキュ」に変更。特性の行動補償と先制技でスカーフサーフゴーと同等以上のスイープ性能があると判断した。

⑦同じ時期に神速地震カイリューの通りもあまり良くないと感じていた。そこでサーフゴーが構築から抜けてアンコール+トリックのコンボがなくなった事、スカーフ枠がいなくなりガブリアスより早いポケモンがいなくなった事から、カイリューを龍の舞+スケイルショット型に変更。環境にフェアリータイプが少ない事から鋼テラスは不要と判断して、ドラゴン勢のスケイルショットを咎めるフェアリーテラスタルで採用した。

 以上で構築を完成とした。

 

構築コンセプト

・テラスタルに頼りきらず、柔軟な対応を目指す。

・対面、攻めサイクル、展開の要素を入れて対応範囲を増やす。

・電磁波など、運頼みの上振れを極力減らす。

 

2.個体紹介

カイリュー @ いかさまダイス
テラスタイプ: フェアリー
特性: マルチスケイル
性格: いじっぱり
167(4)-204(252)-115-108-120-132(252)
スケイルショット / じしん / しんそく / りゅうのまい

 ポケモンSV最強ポケモン。ノーマルテラスの神速地震羽アンコール型の通りが悪くなったこと、サーフゴーが構築から外れた事からスケイルショット型に変更。羽休め、アンコールも採用したかったが、テラスタル必須の型を使用したくなかった為、飛行テラバ型にはせずスケショ型とした。

 フェアリーテラスの利点は相手のドラゴン勢のスケイルショットを無視して一方的にやりたい事を押し付けられる事であり、構築単位で重かったガブリアスを何度も返り討ちにしてくれた。また、カイリューのフェアリーテラスはメジャーではなく、耐久型のイメージがあるためテラス+龍の舞をしてもスケイルショットが読まれにくかった。

 

ブリジュラス @ オボンのみ
テラスタイプ: フェアリー
特性: じきゅうりょく
性格: しんちょう
197(252)-125-150-130-128(252)-106(4)
ステルスロック / ドラゴンテール / アイアンヘッド / ボディプレス

 HDぶっぱ。

 レギュレーションH最強ポケモン。採用しない理由がなかった。起点作成、起点回避、詰ませまでなんでも行う。非常に使いやすかった為、選出率は圧倒的1位。ママンロンゲの並びを1体で完封した時の衝撃は凄まじかった。

 3桁チャレンジ1個手前の対戦で小さくなるを最大に積んだドーブルのバトンタッチを完璧なタイミングでドラゴンテールで崩壊させてくれたのは素晴らしかった。あれで最後勢いに乗れたと思う。

 

ウルガモス @ こだわりメガネ
テラスタイプ: ほのお
特性: ほのおのからだ
性格: おくびょう
161(4)-72-85-187(252)-125-167(252)
オーバーヒート / ほのおのまい / むしのさざめき / ギガドレイン

CSぶっぱ。

 特殊高火力枠。蝶の舞型を想定されやすい為受け出しできない高火力を叩き込むことができる。主な天然勢には炎技は効果が今ひとつだが、オーバーヒートで押し切れるほどのパワーがある。

 仲間大会の段階から採用しており、初めは鋼テラスサザンドラを上から倒せる点を評価していたが、他の相手に対しても一撃で試合を決めるポテンシャルを見込んで最後まで使い続けた。

 受けサイクル系統の相手に対して、ブリジュラスのステラ+ドラゴンテールなどで定数ダメージを入れておけば炎テラスオーバーヒートや炎の舞連打で試合が決まる事が多々あった。

 虫のさざめきがおしゃれポイントで、テラスなしのサザンドラをワンパン可能、エルフーンなど身代わり持ちに繰り出しても考慮されずに簡単に対処できてイージーウィンを何度も稼いでくれた。

 ただ、鉢巻神速など物理高火力であっさり倒れるのでそこだけ要注意。

 

アシレーヌ @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: くさ
特性: げきりゅう
性格: ひかえめ
180(196)-84-95(4)-195(252)-137(4)-87(52)
うたかたのアリア / ムーンフォース / クイックターン / アクアジェット

S :無振りラウドボーン抜き

 ガチグマ、サザンドラなど、多くの特殊アタッカーと撃ち合える突撃チョッキで採用。ラウドボーン抜きまでSに降った事でミラーの撃ち合いも基本上から対面勝つことができる。対応範囲が広い為選出率はかなり高い。

 草テラスは初めはキノガッサ意識でキノコの胞子を無効にして対面勝つつもりで採用していた。終盤に多かった電気テラスor地面テラスセグレイブやガブリアス地震に対して、無理やり耐えて激流泡沫のアリアで倒す動きもよくやっていた。

 

ガチグマ(赫月) @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ノーマル
特性: しんがん
性格: おくびょう
189(4)-67-140-187(252)-85-114(252)
ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / あくび

 終盤に増えてきていた最速襷ガチグマ。初手のVSブリジュラスに対してほとんど仕事をさせずに勝つことができて有利な展開を作ることができる点が良かった。また、気合いの襷を持つことでオオニューラやジャローダ、マスカーニャ辺りを見ても躊躇わずに選出ができるため、非常に使いやすかった。

 最終日までに主な実況者が誰も動画に取り上げなかった事で強さを確信し、自信を持って採用できた。

 

ミミッキュ @ いのちのたま
テラスタイプ: ステラ
特性: ばけのかわ
性格: ようき
131(4)-142(252)-100-63-125-162(252)
シャドークロー / じゃれつく / かげうち / つるぎのまい

 最終日深夜に投入された救世主。上手く展開された展開構築への切り返し、スイーパー、ストッパーとして対面選出の補強ができて、安定感が大きく上がった。

 性格はいじっぱりのつもりで採用していたらようきになっており、そのおかげで遅い龍の舞カイリューの上を取って勝ったのでそのままようきで採用し続けた。

 剣の舞+ステラの火力が想像以上に高くて何度も助けられた。テラバーストは採用を見送ったがあっても良かったかもしれない。練度と環境次第だと思っている。

 

3.選出

・VSレギュレーションHスタン (カイリューサーフゴーガチグマブリジュラス+@2)

 初手ブリジュラスorガチグマorアシレーヌ+@2

 基本的にブリジュラスかアシレーヌからの選出が1番練度が高く扱いやすい。取り巻きが先発要員に見えない時は大体初手ブリジュラスの為ガチグマを選出。ガブリアスやコノヨザルを見た場合もガチグマを初手。出し負けが少なく、出し負けてもリカバリーが効くような選出と、取り巻きを見ながら最後に誰を通すのかを意識して対面で戦うかステロ展開をしていくか決める。

 

・その他選出画面で対面、展開構築に見える場合

 1番刺さっていそうなポケモンを通せるように選出を考える。

 

・選出画面でサイクル構築に見える場合

 ブリジュラス+ウルガモス+@1

 ブリジュラスで荒らしながらウルガモスで崩す。

 

・壁構築(Aキュウコン+ガブリアスorカイリュー)

 ブリジュラス+カイリュー@1

@1は初手起きでもいい。ブリジュラスで壁の時間を稼ぎたい。VSガブリアスならカイリューにはスケショか逆鱗しか撃たれないのでフェアリーテラスで切り返せる可能性がある。カイリューは厳しい。ミミッキュの選出も検討。

 

・雨パ ペリッパーブリジュラスイダイトウ(イルカマン)

 ブリジュラス+カイリュー+ミミッキュ

 ミミッキュは確定。上記以外は雨パ基本選出組に強くないためだいたいこうなる。

 

・サイコフィールド(イエッサンオオニューラクエスパトラ)

 ウルガモス+アシレーヌ+カイリュー

 ウルガモス+カイリュー+ミミッキュ

 初手のウルガモスで炎の舞を連打し相手に積む隙を与えず後続のカイリューミミッキュに繋げていく。中盤のクエスパトラが同居する構築では炎テラスが多かったため、アシレーヌ選出も検討。

 

4.重いポケモン・構築

・龍舞飛行テラバーストカイリュー

 地面テラスカイリュー

 先に展開されると切り返しが難しい。

ガブリアス

 カイリューを展開しないと全員上から攻撃されてしまう。

 初手にくる場合はガチグマで対面処理できる。

 後発はカイリューのフェアリーテラスで意表を付くかミミッキュで切り返すしかない。

・ブリジュラスへの不意の地面テラバースト

 鉢巻ガブリアスや地面テラスポリゴンz、眼鏡テラバーストペリッパーなど

エルレイド

 本当にきつい。毎度何故最終盤にいなくなるのか分からないがマッチングしない事で対策。

・セグレイブ+ヘイラッシャ+サーフゴー@3

 セグカミラッシャを彷彿とさせる並び。セグレイブが電気テラスか地面テラスか、チョッキかダイスか分からないため難しい。

5.対戦への取り組みについて

ここ数ヶ月は仕事が忙しくなり、徐々に深夜まで対戦する体力もなくなってきている事を感じていた為、今期は以下をずっと意識しながら対戦をしていた。

・疲れていたら無理に潜らず、寝る。体調優先。
・仕事やプライベートの時間を優先する。
・受けサイクルのような構築は対戦数が稼げない為握らない。そもそもプレイスタイルに合っていない。
・対戦は記録して、通勤時間などで軽く反省をする。

結果的に対戦数は一番頑張っていた頃よりもずっと少ないが、いい結果を残すことができた。

心と身体の余裕はプレイングにも影響するかもしれない。

6.終わりに

 ここまで閲覧ありがとうございました。

 今回はずっと目標にしていた最終3桁順位を達成できて非常に嬉しいです。初めて結果を残した記事を書いたことで随分と長文になってしまいました。

 今回は割と早い段階からスタンパの並びに辿り着いて考察と練度上げを行えたのが良かったかなと思います。対面、攻めサイクル、展開などこれまで自分が少しずつ積み上げてきた経験をうまく盛り込めたかなと思います。

 今後またしばらく満足に時間が取れない可能性があるのでどれくらいやれるか分かりませんが、次はレート2000を目指せるように自分のペースで楽しく続けていこうと思います。

 長文失礼しました。

◎Special thanks

私の順位到達報告ツイートなどにいつもいいねを押してくださるフォロワーの方々

いつも本当にありがとうございます。ずっと励まされてました。これからもよろしくお願いします。