はじめまして、ネムといいます。
ポケモンSVシーズン4にて、前期の構築を改良して自己ベスト更新したため、記念として構築記事を書こうと思います。
今回も順位が伴っていないのと次回からルールも変わるため需要は低いかと思いますがよろしければ閲覧して頂けたら嬉しいです。
不慣れな為至らない点が多いと思いますがご容赦ください。
- 構築経緯
- 個体紹介
- 選出・立ち回り
- 重いポケモン
- 終わりに
TN ネム 最終7042位 R1751.467
TN アストレア 最終7060位 R1751.275
TN guitar hero 最終48398位
1.構築経緯
S4を戦うにあたって、まずテラピースの消費量をどうしたら減らせるかという問題にぶつかりました。
考えた結果、前期の構築をアップデートしていけば0から構築を組むより安上がりなのではないかと考えました。他の並びは上位の方のレンタルパーティをお借りして勉強させていただく事にしました。
前期の記事https://nemupoke.hatenablog.com/entry/2023/03/01/204135
前期の構築を改良するにあたって、前期最終日に重かったポケモン、上位の方の構築の強い動きに耐性をつける必要がありました。
①トドロクツキに手も足も出ない
②マスカーニャやコノヨザルに荒らされる
③カイリュー、特に耐久型が重い
④毒菱展開への耐性がない
⑤クエスパトラ展開、詰めに対して抗えない
⑥特殊エースがいない
⑦フェアリータイプがいない、打点もない
大きく上記の問題点を意識しながら構築を考えていきました。
まず、イルカマンブラッキージバコイルの軸はそのままに、他の3体を解雇。①②に加えてアタッカーカイリューや毒菱にも若干の耐性があるゴツメアーマーガアを採用。④⑥⑦を満たすポケモンとして眼鏡テツノドクガを採用。受け破壊と⑤のクエスパトラのルミナコリジョンへの耐性のある隠密マントガブリアスを採用しました。
しかし③⑤⑦に対してはっきりした回答になっておらず、ガブリアスもほとんど選出しない上にあまり刺さっていませんでした。
また、
・エースとしてイルカマンを使う都合上、少し不利な並びにも初手イルカマンから入らないといけないことも多く、窮屈な立ち回りを強いられることが増えてきた
・対セグカミラッシャに対して格闘イルカマンの奇襲がバレていたり、スカーフセグレイブが現れて前期のコンセプト通りの動きが難しくなってきた
以上の様な問題点も浮上していたため何か代わりになるポケモンはいないかと迷走していたらとうとう最終日になってしまいました。
正直1ROMだけ自己ベスト圏内だったのでほとんど諦めながらサブROMで最終日に潜っていましたが、深夜にふと「イルカマン軸で厳しそうな並びは裏選出で対応したらいいのでは?」と思いつきました。
対面性能が高く、ある程度のサイクルを回せる、軸のポケモンとも相性が悪くないポケモンを考え、アーマーガアとガブリアスを解雇し、
・セグレイブ、ハバタクカミ、サーフゴーなど環境トップに役割を持ててはたき落とすで腐ることが少ない耐久振りの襷テツノブジン
・裏エースと物理受けをこなせてヘイラッシャやキョジオーンにも勝てそうな飛行テラバーストのゴツメカイリュー
以上の2体を採用しました。初めに考えていた①〜⑦の問題点に対してもある程度の対応もできていると考えて、構築完成としました。
2.個体紹介
イルカマン@こだわり鉢巻
特性 マイティチェンジ 性格 意地っ張り
テラスタイプ 格闘
努力値 0-252+-0-0-4-252
技 ウェーブタックル ジェットパンチ クイックターン インファイト
構築の軸。調整は前期から何も変えていません。立ち回りだけ前期から変えて初手セグレイブ対面で襷やスカーフが増えてきたため格闘テラスの奇襲はせず、即引きしていました。
ブラッキー@食べ残し
特性 シンクロ 性格 腕白
テラスタイプ 毒
努力値 252-0-252+-0-4-0
技 イカサマ 欠伸 守る 願い事
こちらも前期から変えていません。安定して強かったです。うっかりイルカマンがやられた後にこの子1体で試合をひっくり返すことが何度もありました。カイリューを採用してからは選出率は結構落ちた気がします。
来季からは悪タイプの準伝が増えるのであまり使わないかも知れませんが、大好きなポケモンになりました。
ジバコイル@突撃チョッキ
特性 アナライズ 性格 控えめ
テラスタイプ 水
努力値 252-0-0-252+-0-0
今期も余り4振り忘れてました…
技 10万ボルト ボルトチェンジ ラスターカノン テラバースト
こちらも前期から変えていません。ハバタクカミ、テツノツツミなど諸々受けてもらいます。ただ前期より交代は読まれやすかったです。
テツノドクガ@こだわり眼鏡
特性 クォークチャージ 性格 臆病
テラスタイプ 草
努力値 0-0-0-252-4-252
技 オーバーヒート 炎の舞 マジカルシャイン エナジーボール
特殊エース。対キラフロルに対してイルカマンのクイックターンから着地して毒菱を回収する役割も持たせました。テラスタイプは炎と迷いましたがキノコの胞子や水や地面タイプに抗える草としました。
有利対面でのオーバーヒートや炎の舞の押し付けがとても協力でした。マジカルシャインは最初に採用した時にフェアリー打点がなかったため入れています。たまに撃ちました。
特性 マルチスケイル 性格 意地っ張り
テラスタイプ 飛行
努力値 212-44+-64-0-24-156
努力値が10余ってるのでどこかに変な振り方をしてます。
技 テラバースト 龍の舞 羽休め アンコール
最終日の深夜に入ってきたMVP。S1で流行った記事のうちのどれかをS2で真似した物をそのまま流用したので、調整意図は分かりません。もっと早く採用していたら検討の余地がある部分です。
裏エースとして本当に申し分ない大活躍でした。タイプ上不利な物理受けもアンコールと合わせて突破可能で本当に強かったです。
欠点があるとすればやはりテラスタル前提なので選出段階や立ち回りに気をつける必要がありました。
テツノブジン@気合いの襷
特性 クォークチャージ 性格 むじゃき
テラスタイプ ゴースト
努力値 44-180-132-4-0-148
最速ガブリアス抜き
セグレイブの地面テラス地震+氷の礫が乱数1発(8.59%)
実況者のバンビーさんの動画の調整をそのまま真似させて頂いています。
技 けたぐり はたき落とす 影打ち ムーンフォース
裏選出の初手枠。環境トップに対面強く、はたき落とすで腐りにくいのがとてもよかったです。ゴーストテラスキョジオーンをブジンとカイリューで起点にした時はとても楽しかったです。
耐久振りのお陰で削れた状態からテラスタルを切らずにカイリューの+1ノーマルテラス神速を耐えてけたぐりで倒した時から大好きになりました。
3.選出・立ち回り
・イルカマン+ブラッキーorカイリュー+ジバコイル(テツノドクガ)
ブラッキーとカイリューは並びを見ながら刺さりが良さそうな方を投げます。コノヨザルやマスカーニャがいたら大体カイリューです。
ジバコイルとテツノドクガは受けよりで使うならジバコイル、火力で崩したいならテツノドクガのイメージでした。
・テツノブジン+カイリュー+@1
裏選出。@1はほとんどジバコイルだったように思います。対面的に戦いながらカイリュージバコイルでサイクルも少し回せるようになりました。
・イルカマン+テツノドクガ+@1
対キラフロル展開への選出。最終日はほとんど見なかったです。
4.重いポケモン
・テツノツツミ
型が豊富で火力も高いため暴れられる前に一度流したり展開する事で対策していました。
・クエスパトラ
結局最後まできつかったです。上手くカイリューのアンコールの択を通すかイルカマンのジェットパンチ圏内に入れる必要があります。
・水ロトム
鬼火を持っているHBが多かったためジバコイルで流したり少しずつアタッカーの圏内に入れるようにしていました。
5.終わりに
ここまで閲覧ありがとうございました。
今期は本当に迷走した中で無事に自己ベストを更新する事ができてホッとする気持ちもありますが、それ以上にこの並びに気づくのがもっと早ければ…という悔しい気持ちが大きいです。R1800チャレも視野に入れたものの、時間がなくて全然辿り着けませんでした。
上位の方の記事を拝見すると「強い選出を複数用意する」ことについて触れているように思います。今回とてもその重要性を実感しました。改めて最終日までの考察や試行錯誤は大事なのだと勉強になりました。
何はともあれ今期も最終的には楽しく対戦できたので良かったです。S5も新ルールで頑張ってみようと思います。
長文失礼致しました。
改めまして、ここまで閲覧ありがとうございました。